建築条件付きの土地とは

建築条件付きの土地とは

建築条件付き土地とは?

インターネットやチラシなどに掲載されている土地販売の広告で「建築条件付き土地」という記載を見たことがありませんか?建築条件付き土地とは、一般的な土地(宅地・分譲地)とは異なり、住宅を建てる建築会社があらかじめ決まっている土地のことです。土地売買契約を結んだ後、一定期間内に、決められた建築会社と工事請負契約を結ぶことが条件となり販売されるのです。

建築する住宅は、あらかじめ参考プランが用意されており、これを基に間取りや設備を決めていくのが一般的な進め方です。もし希望どおりの家が建てられないとわかった場合、一定期間内であれば、土地の売買契約を白紙解除でき、支払い済みの手付金や申込証拠金などはすべて返却してもらえます。


建築条件付き土地のメリット・デメリットは?

建築条件付き土地の購入は、新築一戸建てに住みたいと考える人にとって一つの手段になります。そこで、購入前に知っておきたい、建築条件付き土地のメリットとデメリットをご紹介しましょう。

【建築条件付き土地のメリット】

一般的な土地よりも割安なケースがある

一般的な土地の場合、土地の売買時に一定の利益を出す必要があります。しかし、建築条件付き土地の場合は、土地売買時にプラスして住宅建築時でも利益を得られるため、一般的な土地よりも割安なケースがあります。特に、土地の販売会社と住宅の建築会社が同一グループや関連会社の場合、割安で販売されているケースが多いようです。

“ある程度思いどおりの家”をスピーディに建てられる

建売住宅の場合、既に建てられた住宅を購入するため、使い勝手が悪かったり、好みではない部分があれば時期を見てリフォームすることになります。一方、注文住宅の場合、思い通りの住宅を建てられますが、建築会社選びや間取りづくりにこだわり過ぎると時間がかかりがちです。

その点、建築条件付き土地の家づくりは、建築会社と参考プランが決まっているうえ、一定のプラン変更が可能なため、ある程度思いどおりの家をスピーディに手に入れられるでしょう。

家を建てる過程をチェックできる

建売住宅の場合、既に建てられた家を購入するため、基礎や躯体工事、内装工事などの過程を見ることはできません。約20年前に制定された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」により、工事の不備や欠陥は著しく減少しているといわれますが、建築会社の施工能力によっては生じる可能性があります。

その点、建築条件付き土地は家を建てる過程が見られるので、購入者自身が確認したり、場合によっては第三者機関に検査を依頼することができます。

 

基礎や躯体は家が完成すると見えなくなる部分です。建築条件付き土地での家づくりなら、家を建てる過程が見られ、第三者による工事の品質チェックも可能です 


【建築条件付き土地のデメリット】

建築会社を選べない

建築条件付き土地は、指定の建築会社によって設計・施工が行われる前提で土地が販売されます。そのため、気に入っている家を建てた建築会社や建築士がいても、家づくりを依頼することは基本的に出来ません。

“すべてが自分好みの家”は建てられない

建築条件付き土地を購入しての家づくりは、参考プランがベースになるために「小屋裏収納をつくりたい」「ビルトインガレージにしたい」などの大きな間取り変更は出来なかったり、追加費用を支払って変更することになる可能性があります。また、内外装やキッチンなどの設備についても、好みの素材や商品を選ぶというより、色や柄を選べる程度が多いようです。

つまり、注文住宅のように、家族構成やライフスタイル、自分たちの好みにぴったりと合う家を建てるのは難しいといえます。

建築条件付き土地を購入する際の注意点として、契約のタイミングをよく確認することが挙げられます。例えば、土地購入契約から住宅工事請負契約までの期間が短すぎると、間取りや内外装のプラン決めの時間も短くなるためじっくりと検討できないかもしれません。

また、契約のタイミングについては、建築条件付き土地の購入契約と、工事請負契約を同時や数日間で結ぶように促されることもあるようです。建築条件付き土地の購入契約は、違約金の請求がない白紙解約ができますが、工事請負契約は白紙解約が難しく、違約金を支払うケースもあるようです。思いどおりの家が建てられない可能性も考慮し、2つの契約を同時に結ばないように注意してください。

なお、工事請負契約の締結期限は、一般的に3カ月間とされることが多いようです。