不動産種別の売却理由

不動産種別の売却理由

①土地の売却理由

不動産全般の売却理由と比較して、「資産整理」「相続」目的での売却が多くなります。

土地は、建物がなくても所有しているだけで税金がかかるうえに、土地の用途が住宅向けではない場合はなおさら高い税金を納める必要があります。そのため、使用予定がない土地を売却して資産整理を行うというケースは少なくありません。

また、親が所有していた土地を相続によって受け継ぐタイミングで、使用予定もないため売却するというケースも考えられます。


②マンションの売却理由

不動産全般の売却理由と比較して、「住み替え」目的での売却が多くなります。

マンションは、間取りが豊富であることやアクセスが良い都市部に多く存在することから、相対的に需要が下がりにくく資産価値が高い状態で売却しやすいです。

そのため、家族構成の変更に伴い手狭になった場合や別のエリアでの居住の必要がある場合などに、比較的スムーズに売却に動く人も少なくありません。もともと、売却前提でマンションを購入している方も一定数いるでしょう。


③一戸建ての売却理由

土地やマンションに比べると目立って多い売却理由はありませんが、それでも「住み替え」での売却が最も多くなっています。

特に、一戸建ては一度購入したらずっと住み続けるものと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、いくら古くなっても一定の資産価値は残るため、築何年でも売却のチャンスはあります。


不動産を売却した理由として最も多かったのは「住み替え」で全体の32.0%を占めました。

続いて「相続」「資産整理」「転職・転勤」が続きますが、「金銭的な理由」や「離婚」など、ネガティブな理由で家を手放すことになってしまった方も決して少なくはありません。


そのほか、「今よりももっといい家に住みたくなった」や「ご近所トラブルのため」など様々な理由が考えられます。

なぜ売却するのかを明確にし、「いつまでに売却する必要があるのか」「高く売却したいか、早く売却したいのか」など売却条件を自分の中で設定しておくことをおすすめします。

ここでは、それぞれの売却理由ごとによくある売却状況意識しておきたい条件などを解説していきます。

 

住み替えを理由に不動産を売却

住み替えを理由に売却する方は、「売却」と「購入」を行う必要があるため通常の不動産売却に比べて価格調整やスケジュール調整の部分が難しくなる傾向にあります。

ただ、実際に最も多い売却理由であることからも、難しいながらもポイントを抑えれば問題なく売却し住み替えられます。

住み替えでは、特に家の売却と新居の購入のタイミングを可能な限り合わせられるよう意識しましょう。

住み替えを機に不動産を売却する主なケースは、以下のとおりです。

  • 通勤・通学に不便で、より快適な場所に引っ越すケース
  • 子どもの誕生や成長に伴い、家が手狭になったケース
  • 子どもの独立に伴い、家が広くなったケース
  • マンション↔一戸建て間で物件種を変えるケース
  • 地域は大きく変えずにより新しい物件に引っ越すケース

 

 

相続を理由に不動産を売却

相続を理由に売却する方は、故人が所有していた権利を受け継ぐために「相続登記」が必要になるため、少しややこしく感じてしまうかもしれません。

ただ、相続登記をして自分名義の不動産にしてしまえば、そこからは通常の不動産売却と大差はありません。

はじめに行う相続登記が面倒で、ついつい後回しにしてしまいがちな相続ですが不動産は所有しているだけで固定資産税などの税金もかかってしまいます。特に、相続した不動産が土地であれば、多くの税金がかかってしまいます。

そのため、相続では相続人が複数いる場合はうまく意見をまとめ、可能な限り早く相続登記を済ませることを意識しましょう。

相続を機に不動産を売却する主なケースは、以下のとおりです。

  • 遠方に住んでいる親が亡くなり、実家が空き家になってしまったケース
  • 亡くなった親が所有していた山林や土地を相続したケース
  • 子がいない親戚が亡くなり、複数人に不動産の相続権があるケース